前走は先行決着のレースで後方から唯一差してきて上がり最速で３着。期待した今回だったが、内々を先行しペースが上がったところで逃げていた馬が大きく後退してきた煽りをモロに食らってしまった。４角１～４番手にいた馬がそのままゴールしたレースで、実質残り200ｍしか追えず５着だが、10番手から追い上げた。勝った馬に大きく離された５着で次走は人気落ち必至。スムーズに走れれば馬券内の可能性は十分で期待したい。

新馬戦３着後に地方に移籍し、再転入初戦となったが、当時より馬体がボリュームアップし成長していた。クビ差２着と惜敗したが、４番手追走から上がり最速で唯一勝ち馬に迫った。早め先頭に立った馬がラスト12.7-12.6と加速ラップでゴールしたが、外々を回って更に速い脚で迫ったこの馬には価値がある。芝でも走れそうなだけに、次走は条件を問わず好走出来るだろう。

人気はするが２桁着順続きで迎えた今回は、初ブリンカー装着で外枠と条件が好転したのは否めないが、超前傾ラップで逃げた馬が12着に沈む展開を２番手追走から、素晴らしい手応えで早めに先頭に立ちラスト12.3-13.1の流れを２着に踏ん張った。勝ち馬と３着馬は４角10番手以降の馬で価値は大きい。初ブリンカーが効いた事で能力全開となっただけに、次走でブリンカー効果が薄れる可能性はあり、使い詰めでの敗戦も危惧されるが、間隔を空けて出走してくれば確勝と思える。

過去２戦２・３着と好走はしていたが、４カ月振りとなった一戦で大きな変わり身を見せた。相手関係に恵まれた感はあるが、後方から直線大外に持ち出し、逃げた馬がラスト11.5-11.6-11.8のラップで２着に粘るなか、一気の差し切りで突き抜けた。３着以降も先行馬が残る展開で、ラップが落ちずに先行決着レースを、他馬より１秒速い上がりでの差し切りで価値がある。また当日の中京コースは外差しが効かない馬場であった事からも、この馬の能力が抜けていたのがわかる。クラスが上がっても好走は可能だ。

前走の中京未勝利戦で圧倒的な強さを見せ、苦戦していたのが嘘のような勝ちっぷりから今回注目していた１頭である。前走は２番手追走から他馬より１秒以上速い上がりで６馬身差の圧勝であったが、今回は初の中山で距離短縮とクリアしなきゃならない課題もあった。外枠も良かったがスタートから絶好の手応えで、直線も抜け出す時の脚が速く、一気に脚を使った分最後は２馬身半差まで詰められたが、先行各馬が沈んでいくなか圧勝のレースてあった。また勝ち時計も同日の４歳１勝クラスより１秒速く、２勝クラスに上がっても通用するだろう。

前々走ダートを使った事で走りのバランスが良くなった印象。前走の４着が先行決着をほぼ最後方から追い上げたもので、今回の３着も同じように不利な流れでも好走を続けた。少しでも展開が向けば勝利は近い。馬場を問わず強烈な末脚を発揮しており、コース替わりにも不安はなく、次走はある程度人気に推されそうだが注目したい。芝でソコソコのレースをしていた馬がダートを使っての芝戻りの際は一変の期待が持てるので、このパターンの馬は大穴一発が期待できます。