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  • ヤブサメ(牡5歳)
  • 父:ファインニードル
  • 母:ステラーホープ
  • 母父:グラスワンダー
  • 近親馬:ホープフルサイン
  • 調教師:石橋守 (栗東)
  • 獲得賞金:9,209万円
  • 通算成績:15戦5勝 [5-1-3-6]
  • 主な勝鞍:26'淀短距離S(L)

第31回 シルクロードステークス(GⅢ)

~淀の6ハロン “一矢”が刺さる条件が揃った~

皆さまこんにちは、競馬リポート管理人の田中です。

年明けの短距離路線はいよいよ本格化。

京都芝1200mのハンデ重賞シルクロードSは、春の高松宮記念へ向けた“勝負度の見極め”が一番おもしろい一戦です。

〖今年のシルクロードS ざっくり3つのポイント〗

・京都芝1200m(Bコース)は直線が短く、4角での位置取りと加速がモノを言う

・ハンデ戦ゆえに人気と実力がズレやすく、買い方次第で回収率が跳ねる

・そもそもレース名の「シルクロード」は古代交易路の呼称で、由来まで含めて“春へつながる道”の象徴みたいなレース。

今回の「注目の1頭」は、ヤブサメです。

■ 前走の淀短距離Sが “中身の濃い勝ち方” です

2026年1月11日の淀短距離S(芝1200m)を、馬群の外から差し切り。勝ち時計は1分08秒9(良)。

注目はレース後コメントで、武豊騎手が「差しづらい馬場のなかでも差し切った」と明言している点。馬場や展開が逆風でも“能力でねじ伏せた”勝利は、同じ1200の重賞でこそ信頼度が上がります。

■ 京都1200mは “直線で届く” というより “4角で決める”

京都芝1200mは内回りを使い、Bコース時の4角からゴールは323m。

短い直線に全てを賭けるより、3~4角の下りの勢いを使って先にスピードへ乗せた馬が強いコースです。

ヤブサメは前走で差して勝ち切った一方、スタートも出られるタイプ。

ここが大事で、京都の6ハロンは“乗り方の幅”がそのまま武器になります。

枠も6枠11番なら、包まれにくくリズムを作りやすいのは好材料です。

■ 〖ちょっとした裏話〗この馬名、競馬的に強すぎる

ヤブサメ=流鏑馬。走る馬上から矢を放つ、あの流鏑馬の読みそのままです。

短距離で一瞬の切れ味を狙う馬に、この名前を付けたセンスは正直しびれます。

そしてここからが玄人ポイント。

父ファインニードルは、2018年にシルクロードSを勝って、その年に高松宮記念とスプリンターズSのGⅠを制覇しています。

つまり“ここを勝って春の頂点へ”を実際にやった血。

ヤブサメの前走勝利→シルクロードSという流れは、血統ロマンではなく実例に裏打ちされたルートです。

■ 〖マニアックな見方〗「GⅢなのに春へ直結する」理由

JRAのレース解説でも、シルクロードSは高松宮記念へ向けた重要なステップとして語られます。

開催時期も、高松宮記念が春(3月)へ移った流れに合わせて現在の時期へ変更された経緯がある。

ここ、意外と知られていません。

だから陣営の本気度が出やすい。

単なる叩き台より「ここで賞金を積みたい」馬が集まり、ハンデ戦でも前走内容が濃い馬がそのまま突き抜ける年がある。

ヤブサメはまさにその条件に当てはまります。

■管理人の一言。

ヤブサメは、前走が“差しづらい馬場で差し切り”という最高の証明書付き。

舞台は同じ京都芝1200m、しかも武豊騎手で57.0kg。

展開に左右されにくい幅と、血統的なストーリーまで揃いました。

当日は馬場傾向だけ最後に確認して、外めの伸びが利くなら迷わず本線。

淀の短距離で“一矢”が刺さる瞬間を見たいですね。

来週も「ここでしか読めない注目の1頭」を深掘りしてお届けします。

週末の重賞予習ついでに、またふらっと立ち寄っていただければうれしいです。

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