第173回 天皇賞・春(GⅠ) ~淀の長丁場に春を告げる芦毛の挑戦者~
こんにちは、競馬リポート管理人の田中です。
ゴールデンウィークが近づいてくると、競馬ファンの視線は一気に京都へ向きますね。
春の盾、天皇賞・春。
ただ速いだけでは足りない。
ただ強いだけでも足りない。
折り合い、スタミナ、操縦性、そして勝負どころで脚を使えるか。
まさに馬の総合力が問われる一戦です。
そんな今年の天皇賞・春で、私が注目したいのがアクアヴァーナルです。
注目の1頭:アクアヴァーナル
【牝馬だからこそ面白い、軽視されるならオッズ妙味まである】
天皇賞・春において牝馬というだけで、どうしても評価は一段下げられがちです。
実際、3200mで行われる春の盾は、牝馬にとってかなり厳しい舞台。
天皇賞・春を牝馬が勝てば、1953年のレダ以来となる73年ぶりの快挙。
さらにグレード制導入後の1984年以降で馬券圏内に食い込んだ牝馬は、2021年のカレンブーケドール3着のみとされています。
つまり、牝馬の好走例が多いレースではありません。
ただ、ここが逆に面白いところです。
牝馬の3着以内が多いレースなら「今年も牝馬にチャンスあり」と素直に評価されますが、天皇賞・春はその逆。
過去成績だけを見れば、どうしてもノーマーク気味になりやすい。
だからこそ、適性がある牝馬が出てきた時に、オッズが必要以上に甘くなる可能性があるんです。
牝馬だから厳しい。
でも、牝馬だからこそ人気の盲点になる。
この両方を持っているからこそ、アクアヴァーナルは今年の天皇賞・春で妙味ある一頭として拾っておきたい存在です。
【重賞初挑戦で阪神大賞典2着、長距離で崩れない強み】
アクアヴァーナルの評価を上げたい最大の材料は、前走の阪神大賞典です。
重賞初挑戦。
相手強化。
そして3000mというタフな条件。
普通ならここで一気に壁にぶつかってもおかしくない場面でしたが、結果は堂々の2着。
道中はしっかり折り合い、勝負どころでも大きく置かれることなく、最後まで脚を使い切りました。
派手な末脚で一気に差すタイプではありません。
ただ、長距離戦で本当に大事なのは、瞬間的な切れ味よりも、道中で無駄な力を使わず、最後まで止まらないこと。
アクアヴァーナルはその部分を前走でしっかり証明しました。
天皇賞・春のような3200mでは、こういう長く脚を使える馬の方が、馬券圏内に残るイメージは持ちやすいです。
【京都替わりでさらに買いたい、置かれない操縦性が武器】
アクアヴァーナルの魅力は、京都の長距離戦でしっかり結果を残しているところにもあります。
これまで京都では長めの距離を中心に走り、万葉ステークスでは3000mを勝利。
比叡ステークスや古都ステークスでも連対しており、京都外回りで長く脚を使う形はかなり合っています。
特に注目したいのは、好位から運べる操縦性です。
天皇賞・春は、ただ後ろで脚を溜めていれば届くレースではありません。
道中でリズムを崩さず、勝負どころで自然にポジションを上げられるか。
ここがかなり重要になります。
アクアヴァーナルは逃げ馬ではありませんが、前を見ながら競馬ができるタイプ。
この「置かれない強み」は、長距離GⅠではかなり大きな武器になります。
京都3200mで無理なく流れに乗れるなら、人気以上にしぶとく残るシーンがあっても驚けません。
【父エピファネイア×母父ディープ、春の盾に響く底力】
血統面を見ても、アクアヴァーナルはかなり興味深い存在です。
父はエピファネイア。
現役時代は菊花賞を勝ち、ジャパンカップでも圧巻の走りを見せた馬で、スタミナと持続力を強く感じさせる血です。
そして母父はディープインパクト。
切れ味だけでなく、京都の長丁場で折り合いながら脚を使うイメージも重なります。
つまりこの馬は、長距離で我慢して、最後まで脚を残すための血がしっかり入っているということ。
近走で距離を延ばしながら良さが出てきたのも、単なる偶然ではなく、血統の裏付けがある成長と見ていいでしょう。
3200mという距離を聞くと牝馬には酷に見えますが、この馬に関してはむしろ距離が延びて味が出ている印象です。
【まだ完成途上、人気の盲点なら買い材料は十分】
アクアヴァーナルで一番買いたくなるポイントは、まだ底を見せ切っていないところです。
前走の阪神大賞典は、重賞初挑戦で2着。
それでいて、これが一発の激走というより、もともと長距離で安定して走ってきた積み重ねの延長線上にある好走に見えます。
さらに陣営からも、馬がどんどん強くなっているという前向きな話が出ています。
牝馬というだけで軽く見られるなら、そこはむしろ買い手としては歓迎したいところ。
人気馬として信頼し切るタイプではないかもしれません。
ただ、ノーマーク気味になるなら話は別です。
天皇賞・春で本当に怖いのは、派手さよりも距離が延びて味が出る馬。
その条件にアクアヴァーナルはしっかり当てはまります。
管理人の一言
アクアヴァーナルは、牝馬というだけで軽視されるなら、むしろ妙味が出る一頭です。
天皇賞・春における牝馬の過去成績は確かに厳しい。
ただ、その厳しさがあるからこそ、適性を持った馬が必要以上に人気を落とすこともあります。
京都適性、長距離適性、折り合い、成長力。
この4つが揃っているなら、春の盾で一発あっても不思議ではありません。
今年の天皇賞・春、アクアヴァーナルはオッズ込みで注目しておきたい存在です。
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