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★イモージェン
6月20日・函館5レース 2歳新馬 芝1200m
■3番人気・1着■ ノーザンファームのセレクトセールが迫り、新種牡馬産駒のデビュー戦に注目が集まっているが、好結果を残しているエフフォーリア産駒に続きサリオス産駒が初勝利を飾っている。祖母がシーザリオで兄にはデビュー2連勝後に弥生賞2着の実績があるヴィンセンシオと優秀な母系に新種牡馬サリオスという血統構成で注目の1頭。兄同様にキャロットファームの所有馬で北村友騎手を配して3番人気に推された。乗り込みはやや不足気味も函館入厩後は北村友騎手が2週続けて跨り、芝コースで好時計を連発し併せ馬で常時先着と能力の高さを示すも、デビュー戦からブリンカー着用とサリオス産駒らしい気性面の課題を抱えてはいたが、レースではスタートから優等生の走りで快勝。2番枠からのスタートでやや後手を踏んだが、スムーズにリカバリーして好位のインを確保。道中は絶好の手応えで前3頭の後ろでじっくりと構え、4コーナーで下がってきた1頭の内から前2頭の間にスッと割って入り余力十分に直線を迎えた。残り200mで追い出されるとややフラつくシーンがあり、外から一気に差を詰めた2着馬に並ばれたが、鞍上が立て直してスパートを開始すると11.5-11.0秒に加速して突き放し初陣を飾った。器用な立ち回りと追われての反応の良さが光っており、前後半35.1-33.9秒の後傾ラップながら折り合いに苦労するシーンはなく、マイル戦でも問題のないタイプと感じられる。ラスト加速ラップで突き抜け「ゴール板を過ぎても勢いが持続していた」と鞍上がコメントしたように余力も十分に感じさせていた。今後は生産牧場やクラブ馬主間での使い分け問題でローテーションの課題は残るが、マイル戦までの重賞なら十分勝負になる馬である。今後の動向に注目していきたい。
★ブレイクガール
6月21日・阪神5レース 2歳新馬 芝1600m
■2番人気・4着■ ノーザンファーム生産×藤田晋オーナーの高額取引馬で注目を集めた素質馬。追い切りの動きで他馬を圧倒するかと期待されたが、陣営の不安材料が露呈されて取り零す結果となってしまった。ウッド追い切りで3本の優秀な全体時計をマークし、外目を回ってラスト23.2-11.2秒を馬なりでマークと素晴らしい動きを披露。開催最終週で重馬場とパワーも必要な馬場であったが、米国の母系にキズナ産駒と馬場も問題なく初陣を飾ると期待していたが、厩舎サイドの「少し気持ちが入りやすい面があり、当日のイレ込みが唯一の不安材料」とコメントしていたように、パドックではイレ込みと発汗が目立ち落ち着いた周回は見られず、レース直前に1番人気を譲る要因になってしまう。3番枠からスタートで立ち遅れ鞍上が促して好位まで上昇したが、イレ込みで折り合いを懸念したか中団まで下げて馬群に入れた。前半37.1秒で中盤の3Fは全て12秒台後半というマイルの新馬戦らしい超スローペースと全馬が脚を残してのラスト3F勝負となる。馬群に包まれながら直線に向くと11.8-11.0秒と先団が加速ラップを踏み、瞬時の加速力で劣ったかやや置かれ気味となってしまう。重たい馬場のなか坂を上がってラスト11.8秒に失速するラップとなったが、一気に突き抜ける程の勢いはなくゴール前でよく差を詰めたが2着争いまでが精一杯で、結果2着馬とはハナ+ハナ差の4着に敗れてしまった。レース前の入れ込みで十分な能力が発揮できず、鞍上も自信を持った騎乗が出来なかったと感じられた。瞬時の加速力は劣っていたが持続力ある末脚は見せており、ポテンシャルは勝ち馬に見劣る事は全くない。入れ込みが原因で本来のキレが発揮できなかった印象があり、落ち着いてレースに挑む事が唯一の課題となりそうだ。当日の気配次第となるが次走での初勝利に期待したい。
★フルーツバスケット
6月21日・東京5レース 2歳新馬 芝1800m
■10番人気・5着■ 素質馬が揃った芝1800mのメイクデビユー戦。血統馬ながら10番人気の低評価であったが、ロスある競馬ながらポテンシャルの高さを感じさせる5着に好走した。モーリス×ディープインパクトと血統馬であるが、まだ緩い馬体で陣営のトーンは上がらず、相手関係からも低評価が妥当な存在ではあった。しかし追い切りでは好時計をマークし、体重の軽い森田誠騎手鞍上ではあったがラスト22.5-11.1秒をマークするなど他馬にヒケを取らない動きを披露。前川恭子師が「使いつつの印象も緩い馬体ながら十分に動けている」と素質を認めての初陣となった。2番枠からのスタートで大きく出遅れ序盤は後方に置かれる位置取りに。内から追い上げてリカバリーを図るもスローペースで馬群が固まって前が詰まり、結局後方4番手の内で我慢の競馬となる。3F目から12.8-13.1-12.8秒の超スローペースで流れ、ラスト4Fは12.3-11.6-11.0-11.5秒と完全な先行有利なレースとなった。後方3番手から直線に入ったフルーツバスケットは馬群の後方ど真ん中から追い出しを開始するが、鞍上の外に進路を替えたいアクションに馬が反応せず、残り200mまでは前に壁ができたままの状態に。鞍上が左ムチに替えて漸く馬群の大外に進路を見い出し再度スパートを開始すると、早め先頭に立っていた勝ち馬目掛けて一気に差を詰め始める。10馬身程あった差を残り100mで2馬身半差まで詰めゴール前の脚は際立っていた。結果逃げた勝ち馬と終始内を回って粘った先行勢が上位を独占したが、後方から外を回って唯一追い上げた末脚は見せ場十分であった。スタート後手と固まった馬群で位置を取れず、直線でも外に出すタイミングが遅れてしまうロスが重なりながらも、差のない5着まで追い上げたパフォーマンスは高評価できるものである。上り3Fは最速ながら次位とは僅かな差であるが、ラスト1Fは他馬より0.5秒以上速い脚を使ったと推測でき、次走でスムーズなレースができれば突き抜ける可能性は十分にある。まだ人気薄が予測される次走で絶好の狙い目として期待したい1頭だ。
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