★カズペトシーン
11月9日・東京11レース 武蔵野ステークス(GⅢ) 3歳以上オープン ダート1600m
重賞初挑戦ながら近走の充実ぶりを示す豪脚を発揮し2着に好走した。未勝利戦脱出までに5戦を要するなど今春までは1勝クラスに甘んじていたが、後方から直線一気に賭ける戦法に徹して以来は上り最速を続け、小倉・中京と舞台が異なるなかで連続好走、近2走は2勝クラスからの連勝でオープンに昇格していた。今回は重賞初挑戦での初東上で距離短縮や芝スタートを含め多くの課題を抱えていた。レースでは序盤から後方でじっくり脚を溜め、外々を回されながら直線に入ると大外から脚を伸ばして、狭い所から抜け出していた勝ち馬に迫る2着に突っ込んでいる。ラスト2Fが12.0-12.2秒と速く後方から差を詰めるのは厳しいラップであったが、上り35.3秒の豪脚で2着争いのを制した。これで近7走は上り1位6回、2位1回と舞台やペース不問で確実に繰り出す豪脚は素晴らしいものである。中間は初の関東遠征に備え追い切りがセーブされたが、+8キロの馬体重から関東遠征を苦にしなかった事を含め多くの課題を克服したのは大きな収穫となった。まだ収得賞金的にGⅠ出走は厳しそうだが、今後重賞勝利を飾り2月のフェブラリーSに間に合えば楽しみな存在になりそうだ。今後も直線強襲の豪快な走りに期待してみたい。
★ラヴェル
11月10日・京都11レース エリザベス女王杯(GⅠ) 3歳以上オープン 芝2200m
低迷していた素質馬が大舞台で躍動し12番人気の低評価に反発する激走で波乱を演出した。新馬勝ちの2戦目で後の牝馬3冠馬リバティアイランドに土を付ける勝利を飾り、現在でも女王に唯一先着している牝馬である。期待されたクラシックはオークスこそ4着に善戦したが女王には1秒以上の差を付けられ、桜花賞と秋華賞は11着に大敗と結果を残せず、その後も差のないレースはするものの3着以内の好走はなく、デビュー2戦目までの輝きを完全に失っていた。今回は手薄とはいえGⅠ戦で、折り合い難を抱えたなかでの16番枠と12番人気の評価も妥当と思える一戦であった。しかし初騎乗の川田騎手が外々を回りながら折り合いを付け、道中はしっかり我慢が利き直線は大外から内に刺さりながらも脚を伸ばして2着を確保。熾烈な3着争いから一歩抜け出しての2着は十分評価できる。近走は着順は悪いが厳しいペースのなか差のないレースを続けており、徐々にレース内容も安定してきていた。今回のように折り合って長く脚を使えれば今後も重賞での好走に期待できる。マイルGⅠ馬ナミュールの妹という血統馬が輝きを取り戻すきっかけを掴み、今後の反撃に注目していきたい。
★クリノプレミアム
11月10日・福島11レース 福島記念(GⅢ) 3歳以上オープン 芝2000m
8カ月ぶりの実戦となった7歳牝馬が10番人気を覆す激走を見せ4着に好走した。過去には中山牝馬Sを制するなどGⅢのハンデ戦で好走が目立ち、上級重賞では通用しない結果が続いていた。昨春の福島牝馬S3着以来目立つ戦績もなく流石に衰えてた印象もあったが、牡馬混合戦でハンデ55.5キロを背負いながら、得意の舞台でハイパフォーマンスを見せて0.3秒差に踏ん張った。序盤からペースが速いなか折り合いを欠き気味に2番手を追走し、残り1000mから各馬の仕掛けが始まり先行勢には厳しい流れとなる。直線は凌ぎ合いという激戦で、後方から直線勝負に出たアラタが差し切り、内々で脚を溜めていたフェアエールングが2着、まくり戦法で早めに先頭に立ったダンディズムが3着で、序盤から先行していた各馬は壊滅状態であったが、2番手をキープしながら直線でも我慢強い走りで踏ん張り2着馬とは0.1秒差、3着馬とはハナ差に食い下がり、得意の舞台とはいえ実質トップハンデを背負い、高齢馬には不利な長期休養明けであったが衰えを感じさせない走りを披露している。繁殖入りも近そうだが、牝馬ながら冬~初春の時計のかかる馬場に強いタイプで、次走以降も小回りコースでの持続力戦なら重賞で波乱の立役者になれる存在である。
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