★チュウワダンス
7月8日・中京8レース 3歳以上1勝クラス 芝2000m
3番人気に推されながら4着に敗れたが、レース内容は素晴らしく1勝クラスでは上位の力を示した一戦であった。前走は3番人気で11着に敗れ、デビュー5戦目で初めて連対を外す結果となったが、左前肢跛行で除外後の休養明けで直線でも大きな不利があったもので度外視できる。今回はスタートからじっくり脚を溜め、直線満を持して追い出され馬群を捌きにかかったが、狭くなる不利があり決してスムーズな走りではなかった。残り3Fから11.4秒が2F続く先行決着レースとなったが、ゴール前は先を走る3頭の真ん中に突っ込んで強襲してきた脚は素晴らしかった。不利のあった前走以外は上り2以内をマークしており、今回もロスがありながら上り最速の34.0秒は優秀である。右回りや小回りコースに不安は残るが、1勝クラスなら最上位級のポテンシャルは確かで、まだまだ上を目指せる馬である。
★アクアヴァーナル
7月9日・中京5レース 2歳新馬 芝2000m
8頭立てと少頭数のメイクデビュー戦であったが、GⅠ馬ステルヴィオの弟など購買価格2億円超えの馬が2頭出走し、距離的にもクラシックにも繋がる注目の一戦であった。結果逃げた馬が超スローペースを味方に勝利し、ラスト3Fが全て加速ラップという完全な前残りレースとなったが、6番人気ながら4着であったこの馬を取り上げたい。おっとりした性格でまだ走る気を見せておらず、スタートから全く行き脚が付かない走りでポツンと最後方を追走していた。3コーナーから漸くエンジンがかかり、大外をグングン上がっていく脚を見せ、直線入口では一気に差を詰めていた。直線も残り200mまでは大外から先団を捕えそうな勢いであったが、先行馬が脚を残しており加速ラップでフィニッシュされては厳しく、直線までに大外を進出して脚を相当使っていたため、突き放されたのは仕方ないという内容であった。追い切りでもまだ幼い面を残し自分から走る気を見せていないようだが、レースでも同様の走りながら見所は十分で、化けるポテンシャルを秘めていそうだ。次走も人気薄が見込め狙って面白い存在である。
★エヒト
7月9日・福島11レース 七夕賞(GⅢ) 3歳以上オープン 芝2000m
強力4歳勢に割って入る4番人気に推されたが、8着に敗れ連覇の偉業は達成できなかったが、敗因はハッキリしており参考外と言える。昨年の七夕賞やチャレンジC、AJCCのようにコーナーで加速し直線は惰性でしぶとく伸びるのがこの馬の最大の武器である。今回は最内枠を引きゲートで待たされたのが大きく、やや後手を踏み内に切れ込んできた馬達に次々に前に入られ後方からの競馬となった。ペースも緩く内々で包まれ通しで、コーナーでの加速力を全く発揮できずに直線を向かえたのが痛かった。直線も不利がありながら一応の伸びは見せ、ゴール前で差を詰めたのは実力の証である。昨年から4キロ増の斤量が応えたとは思えず、最内枠を引いてしまった事で不利が重なったのが敗因と言える。ローカル小回りコースが最適の舞台で、まだまだ続く夏競馬中距離重賞でチャンスは大きくあるだろう。小回りコース限定で狙い続けてみたい馬である。
★ミスフィガロ
7月9日・函館11レース 五稜郭ステークス 3歳以上3勝クラス 芝1800m
好メンバーが揃った3勝クラスの特別レースで、11番人気と低評価であったが、好パフォーマンスで3着に好走した。ダービー馬ワグネリアンの全兄妹としてデヒューから注目されていたが、4歳秋に漸く2勝クラスを卒業し5歳夏にして3勝クラスに甘んじている。この馬の良績は春~夏に集中しており、近2走は秋冬の同クラスで5・14着と精彩を欠いたが、休み明けで得意の季節となった今回は一変した走りを見せた。確かにアケルナルスターの捲りで展開が向いたとも言えるが、ラスト5Fは全て11秒台で持続ラップで推移しており、力がないと上位には来れない一戦であった。小柄な牝馬であり56キロは不利な材料であったが、ゴールまでしっかり伸びた脚は今後に明るい材料となった。特に7月~9月は好調期間で良績を残し、馬体を維持できる滞在競馬も好材料で次走は絶好の狙い目になりそうだ。
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