★ニシノシャミナード
9月30日・中山5レース 2歳新馬 芝1600m
中山マイル戦のメイクデビューに16頭が揃い、8番人気の低評価であったが展開不向きでロスある競馬ながら5着とポテンシャルの高さを感じさせた。スタート後に挟まれる形で行き場をなくし後方からの競馬となり、道中のペースは緩く中盤は12.6-12.8-12.7秒とマイル戦とは思えぬスローペースとなってしまう。ピッチの上がった3コーナー過ぎから大外を追い上げるが、前の馬が合わせてスパートしたため、4コーナーは外に振られる形となり大きなロスが生じた。直線に入り外から唯一伸び脚を見せたが、先団が11.6-11.5秒で上がる先行決着では届かなくて仕方ない。それでも大外を回りながら上り34.9秒の最速をマークし、ゴール前の脚は目立っていた。ややテンションが高くなるタイプで使われた次走は平常心で挑めるかが課題だが、レース振りからも東京コースが向きそうで好勝負に期待できそうだ。
★インユアパレス
9月30日・阪神4レース 2歳新馬 芝1400m
フルゲート18頭立てとなったメイクデビュー戦で、購買額2億円超えの評判馬ダノンマッキンリーが人気に応え初陣を飾ったが、5着のこの馬を次回狙える馬として取り上げたい。スタート後手で後方からのレースとなり、内々に入れていたため4コーナーまで全く動けずで先団から離される展開になってしまった。直線に向いてからも外に出すまでに時間がかかり実質300mしかレースをしていない印象であった。阪神1400mコースは内回りで直線が短く、全くの圏外となってしまったがラスト200mからの豪脚が素晴らしく0.7秒差まで詰めている。上り34.2秒は他馬より0.5秒以上速く、それもスムーズに走れたのはラスト300mだけである。米国産馬でダートがベターと思える血統ながら芝コースで豪脚を発揮したのはポテンシャルの高さがあってこそである。もちろんダート戦も歓迎で直線の長いコースになれば、より持ち味が活きそうだ。まだ追い切りでも強い負荷をかけておらず、上積みも見込める次走で大きく狙って見たい馬である。
★マッドクール
10月1日・中山11レース スプリンターズステークス(GⅠ) 3歳以上オープン 芝1200m
短距離王者決定戦で2着となり今後注目されるのは当然であるが、レース内容は勝ち馬と互角以上の評価ができ短距離路線を引っ張る存在として注目したい。前走のCBC賞は断然人気に推されながら58.5キロの斤量も響き、初めての大敗を喫してしまい今回は6番人気と評価は下がっていたが、層の薄い短距離路線で主役を担えるパフォーマンスを見せた。最大の好走要因は早めに内に入れて先行集団の後ろで壁を作って折り合えた事に尽きるが、直線は勝ち馬の内からジリジリと差を詰めハナ差の勝負に持ち込んでいる。手応えは良くなかったが持ち前のパワーとスピードで、ラストまでしっかり伸びていた。スピード特化型で前進気勢が強過ぎるため逃げてしまう事も多々あるが、知立Sで見せたような差す競馬で最も持ち味が活きる馬である。最終追い切りでも折り合いが難しく鞍上を手こずらせ外ラチまで斜行しているように、まだ危うい面を残すが直線まで我慢が利いた走りさえできれば今回のような激走は当然である。早い時計の決着にも対応するスピード能力は一級品で、来春の高松宮記念を含め短距離重賞での素晴らしい走りに期待していきたい。
★タイセイブレイズ
10月1日・中山12レース 外房ステークス 3歳以上3勝クラス ダート1200m
前走の落馬の影響で捻挫放牧明けの一戦であったが、9番人気の低評価を覆す3着に好走した。3歳時は未勝利戦を勝てず地方の南関東に移籍し2連勝して再転入となった経歴を持つ落ちこぼれであった。しかしこの地方での走りがワールドエース産駒らしからぬダート適正を見い出し、JRAに戻った2戦目で1勝クラスを卒業した。2勝クラスでは苦戦を続けたが、距離を短縮した1200m戦で好内容の4着となり、その後は後方から上がり上位をマークする走りで2・3・1着と好走を続けている。今回は以前のような後方からの競馬ではなく中団前で運べていたが、馬群に包まれ通しで厳しい戦いとなっていた。直線でも外から被されそうになりながらも伸び脚を見せ、外を回った差し馬の強襲に合ったが、先行集団では唯一上位に入線している。初コースでありながらレース内容は素晴らしく、3勝クラスでも十分通用する力を見せた。1200mでは底を見せておらず3勝クラスも近い内に突破できるだろう。まだ人気的にも妙味がありそうな次回で勝負したい馬である。
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