
★レッドバリエンテ
12月13日・中京11レース 中日新聞杯(GⅢ) 3歳以上オープン 芝2000m
■7番人気・2着■ 長期休養明け2戦目で変わり身を見せ、重賞で初の連対を果たし今後の飛躍が期待される一戦となった。デビュー戦から期待が大きく常に人気に推されていた素質馬も、クラシックには乗れず大きく崩れる事はなかったが出世が遅れ、4歳秋の3勝クラスを勝利して漸くオープンに昇格。中長距離GⅡを2戦したが結果を残せずに2600m戦のオープンハンデ戦でオープン初勝利を飾り、今後の活躍が期待された矢先に屈腱炎を発症し長期休養を余儀なくされた。1年7ヵ月ぶりとなった前走アンドロメダSは流石に厳しく7着に敗れたが0.7秒差とまずまずの復帰戦となり、今回は叩き2戦目で3勝をマークしている中京コース、斤量も56キロに軽減され中間の動きにも良化の兆しが見られ激走を予感させていた。レースでは好スタートから先行集団を形成し、前半のハイラップも余裕十分の追走力を見せていた。道中ラップが緩み馬群が固まったが勝負所の残り5Fから12.0-11.2-11.3秒とピッチが上がり総合力が試される一戦となる。4コーナーでは最内で他馬との比較で手応えは劣っていたが、直線に向くと前を行く先行勢の間を割って残り200mで先頭に立ち、外から迫る差し勢との追い比べに。ゴール前で勝ち馬に交わされてしまったが、迫る2頭を凌ぎ切って2着を確保し先行勢では唯一の上位入線を果たしている。ラスト2Fも11.3-11.5秒と大きくラップを落すことなく踏ん張った内容は優秀で、力を十分に示す結果であった。過去の勝利実績は全て2200m以上で、2000m戦は4戦して3着1回と距離不足のイメージもあったが、長く脚を使う持久力を活かして好走に持ち込み今後のレース選択の幅が広がった。脚元の関係で状態面には注意が必要だが、今後の重賞路線での活躍を見込み相手強化の一戦でも狙ってみたい。
★ジーティーシンドウ
12月14日・中山5レース 2歳新馬 芝1600m
■1番人気・1着■ デビュー前の追い切りで好時計を連発して単勝1.9倍の断然人気に推され、まだ課題が多いなかでも人気に応える圧勝で初陣を飾った。決してハイレベルなメンバー構成とは言えないメイクデビュー戦も、好調教馬が多くコース形態からも難解な一戦。なかでもウッドコースの外目を回って好時計を3週続けてマークしたジーティーシンドウが断然人気に推された。ソエの影響で再仕上となりまだ緩さが残るなかでも動きは目立っていたが、オルフェーブル産駒らしい気性の難しさを抱えていたデビュー戦。多頭数のトリッキーコースで能力を発揮できるかが課題となっていたが、不安材料を払拭する圧勝でポテンシャルの高さを披露している。スタートはやや後手も二の脚の早さで好位を取り道中は最内4番手の絶好位で脚を溜めていた。気の悪さも見せず絶好の手応えで直線に向くと、外の馬を弾き飛ばす勢いで2番手に浮上し早め先頭に立ち逃げ込みを図る3着馬を猛追。残り200mで捕えると力強い脚取りでグングンと後続を引き離し、終わってみれば4馬身差の快勝であった。ラスト12.0-11.9-11.9秒と高速ラップは踏めなかったが、ゴール前の余裕ある手応えや稍重馬場を考慮すると十分評価できる内容である。先行決着で時計的にも目立たないが、終始余裕の手応えで上り最速をマークと時計もまだまだ詰められるはずである。騎乗した菅原明騎手も「まだ体に頼りないところがあり、我が強くて難しい馬であるが人間とコミュニケーションが取れるようになれば楽しみ」と伸びしろの大きさに期待していた。課題の多いデビュー戦を好内容で制し、今後の成長を含めて注目していきたい1頭である。
★ララディアーブル
12月14日・阪神4レース 2歳新馬 芝1400m
■10番人気・2着■ 11頭立てのメイクデビュー戦であったが、好調教馬が揃い上位拮抗の一戦。目立つ時計を出しておらず10番人気の人気薄も好内容の激走で高配当を演出した。1400mの距離からも評判馬は不在であったが、短距離のメイクデビュー戦らしく追い切りで好時計をマークする馬が多数存在。上位人気は4頭に集中していたが難解な一戦を予感させていた。スタートは真ん中枠からメカニックバレエがスピード豊かな走りで先手を奪い好ラップを刻む。ララディアーブルはスタートで後手を踏み二の脚も付かずに馬群から取り残された最後方に置かれてしまった。騎乗していた和田竜騎手も促しながらの追走であったが、先団との差は縮まらず向こう正面では早くも圏外といった様相も、4コーナー手前では最内から徐々に進出を開始しややラップの落ちた馬群に取り付き直線に向いた。固まった馬群の最後方から追い出されると好反応で差を詰めるが、残り200mで前が壁になってしまい鞍上が手綱を抑える不利。狭い所から再度スパートを開始すると馬群を割って一気の伸び脚を見せ、ゴール前で再度進路を変更するも3着馬を捕えて2着まで浮上した。結果的に差し馬有利の流れとなったが、大外から不利なく末脚を伸ばした勝ち馬に対して2度の不利が重なりながら2着を確保したレース内容は評価できるものである。鋭い決め手を発揮して初陣を飾ったテイエムスティール、坂路1本の追い切りで息持ちが不安視されていた3着のメカニックバレエも、厳しい流れを凌ぎ先行勢では唯一上位に踏ん張っており併せて評価したい。特に2・3着馬の次走での勝ち上がりに期待してみたい。
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