アイビスサマーダッシュ・新潟記念・関屋記念

国内初となる直線コース(芝000ｍ)を新設したうえに、従来の右回りを左回りに作り変えるという大掛かりなコース改造工事が竣工した2001年夏以降、新潟は多彩な顔を持つ競馬場に生まれ変わった。日本最大のスケールを誇る芝・外回りコースは1周距離は日本最長、直線も東京コースより130ｍも長い。

長い長い直線を騎手たちも意識するため、外回りコースのレースでは序盤から中盤にかけてはゆったりとしたペースで流れ、直線の末脚比べに持ち込まれるケースが多い。

3・4コーナーにはスパイラルカーブとなっていて、外回りコースではここに高低差1.6ｍほどの緩やかな下り勾配も設けられているので、馬たちは自然と勢いがついて直線に向く。このためレースの上がりタイムが速くなり、しっかりとした決め手を持つ馬でなければ、なかなか勝利には手が届かない。

ダートコースも直線は長いが、平坦コースでありペースもあまり上がらないので逃げ馬が優勢な傾向にある。外を回って先行した馬が垂れて、逃げ・差しでの決着も多くある。

唯一1年中オール野芝で開催される競馬場である。

水はけが良いのであまり馬場の変動はなく、内外の差はフラットな馬場での開催が多い。

ただし、直線1000ｍのレースでは普段使われない外ラチが絶好の馬場状態であるため、外枠が圧倒的に有利である。全く実績のない馬でも外枠を引ければチャンスあり！と考えよう。

・フラットな馬場状態が多く、内外の有利不利はあまり考える必要はない
・芝コースは速い上がりが使える馬が優勢
・ダートコースは逃げ馬が優勢。外々を回る先行馬より内を回った差し馬が面白い
・直線1000ｍ戦はとにかく外枠！

新潟競馬場はポピュラーな内回りコースとダートコース、スケールの大きな外回り芝コースがあり、施行レースによって変化にとんでいて楽しい。

芝外回りはスローになりやすく、長い直線でも先行馬が押し切る事も多々あり、内回りは直線が短いといっても中山コースよりは長く、差しが活躍する場面もある。

予想する上でどのファクターを重視するかが重要なポイントでしょう。